家康公
ゆかりの地
徳川家康公ゆかりの地は、誕生から天下統一、江戸幕府の開設、そして大御所時代から亡くなるまでの人生の中で、もっとも精力的に活動した東海地方・関東地方が中心となります。しかしその足跡は日本全国に広く点在し、東京周辺、静岡、浜松、岡崎、名古屋のみならず、さまざまな土地に残る史跡に家康公の人柄を偲ぶたくさんの逸話も伝えられています。その一つひとつと出会い、先達が描いた天下泰平の夢をご覧いただければ、と願います。
各エリアの紹介
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上野東照宮(金色殿)
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東京の基礎となった江戸の町や日光東照宮
未開の地だった江戸に入った家康公の新しい街づくりと、家康公ゆかりの史跡・神社仏閣
1590年、小田原攻めに加わっていた家康公に、天下人の豊臣秀吉は、関東への移封(国替え)を命じました。三河や遠江を本拠とした家康公は、江戸入りし関東を領有、約250万石の大名となりました。関ヶ原の戦いに勝利し天下人となった家康公は、征夷大将軍に任じられ江戸幕府を開府。駿府城に隠居するまで新しい都市づくりに力を尽くしました。その足跡は東京をはじめ関東地方各地に残されています。
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提供:久能山東照宮
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家康公75年の生涯のうち、
40年以上を過ごした静岡県幼少期や晩年を過ごした静岡市や
天下取りを目指した出世のまち浜松市静岡県は徳川家康公の75年の生涯のうち、40年以上を過ごしたゆかりの深い土地で、静岡県内のあらゆる場所に家康公の足跡が残ります。中でも元服や婚姻、壮年期、そして大御所として采配を振るった晩年と人生の1/3を過ごした駿府(現在の静岡市)と、青壮年期を過ごし、天下取りへの第一歩を踏み出した浜松は家康公にとっても、もっとも縁の深い街と言えるでしょう。
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第3展示室
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誕生から幼少期、そして大坂夏の陣後、築かれた名古屋城
今も江戸の風情を残す街並み。愛知県の基盤を築いた家康公と尾張徳川家の威光に触れる旅を
愛知県は戦国三英傑を生んだ武将たちの街。岡崎城主松平家の嫡男として生まれた家康公は、人質として少年期を他国で過ごしますが、桶狭間の戦い後に岡崎城を拠点に天下統一の基礎を固めます。また幼少期に幽閉された熱田や家康公によって築かれた名古屋城など、愛知県は家康公にとって特別な地です。ことに名古屋の城下町は尾張徳川家によって維持され、現在の都市基盤が整えられました。
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写真提供:岐阜関ケ原古戦場記念館
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ほかにもまだまだある
家康公ゆかりの地関ケ原や京都など幅広く点在する家康公ゆかりの地
どの場所も歴史的に大切な思い出の街徳川家康公ゆかりの地は東京や静岡、愛知のほかにも幅広く点在しています。岐阜の関ケ原古戦場など数々の古刹や史跡。戦国の世を統一し、平和な世を実現するために駆けた家康公の75年の足跡をたどる旅。その道の先には豊かな日本の心と文化が今も息づいています。1日ではとても足りない歴史をたどる旅、ぜひ時間をかけてゆっくりとお楽しみください。