銀じゃなくても…。 銀じゃないから…。私は、好きです。
地球に、ポッと桜色になっているところがあるとしたら… 京都です。
「桜がなければ、ただの広場」なんてところ多いけど。
物事を深く考える、の近頃、流行っていないようですが。いいんでしょうか。
京都の桜、のぼり坂。縁起のいいもの揃っています。「ニッポンに春よ来い」です。
ここの桜のように一年でたった一回でもいい。人をこんなにも喜ばせる仕事ができればなんて思いました。
「がんばれ」「元気出せ」なんていうよりも……
桜の開花がニュースになる国って、
すてきじゃないですか。
長い争いの時代を変えたい、と植えられた桜でした。
家康も、春の日を選んで京都へ引っ越してきたんです。
「あぁ、わたしは、春を一年間まっていたんだなぁ」と気づいた瞬間でした。
桜のあと、モネの描く「睡蓮(すいれん)」のようになるんです。
年賀状にあなたが書いた「初春」とか「新春」とか。
「ありがとう」桜を見上げて言ったのは初めてな気がする。
一年の「旅初め」をどこにするか、だ。
春のない国には、わたし、住めないかも。
年が明けたら初春と呼んで、ほら、もう、私たちは「春」を探してる。
肩に花びらが落ちてきました。どんな大画面テレビでもできないお花見でした。
「みんなどうか元気で」と思う人で、この季節、この町はできているみたいだ。
見事なサクラであればあるほど、長い冬の時間、耐えてきたことを思うのでした。
遅咲きのサクラです。見なければ「春の義理」が果たせない、と京都の人は言うのです。